血栓症

血栓症

血栓症って?
血栓とは、血管を流れている液が固まったものです。
動脈硬化等で血管が破れたりした時、止血するために血栓が出来る事があります。
それらが血管に詰まり、組織や臓器に障害を引き起こす症状を血栓症と呼ばれています。
また、血栓症になると心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病といった病気にまで発展する恐れがあります。総合的に見ると、ガンよりも死亡率の高い病気なのです。
ガンとは違い、ある日急に倒れてしまうケースが多いく兆候が見えにくいのも特徴です。
老人ボケの6割が、血栓症の疑いもあると言うのですから恐ろしいものです。
血栓症の部位による症状

血栓のある部位によって、その症状は異なります。
・脳→脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血発作
・肺→肺血栓栓塞栓
・心臓→心筋梗塞、狭心症、心房内血栓
・その他→腸間膜血栓、エコノミー症候群など

血栓症の原因

・年齢による血管の老化
・バランスの悪い食生活
・運動不足
・喫煙や飲酒のしすぎ

いずれも、血液の性質(ドロドロにする)など血栓症の重要な部分に関っている場所に影響します。

エコノミー(クラス)症候群
エコノミー症候群

サッカー選手や有名人の方がこれに掛かったことで、この名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。
正確には『静脈血栓塞栓症』と呼び、下肢静脈血栓症と肺血栓塞栓症の合併症である血栓症の一つです。エコノミークラスで患者が多く出たので、こう言う名前で呼ばれることが多いです。
実際には、エコノミークラスじゃなくビジネス・ファーストクラスでも見られ、汽車や車など他の乗り物でも起こるのです。その為に現在は『旅行血栓症』と言う名前で通っているようです。
原因は、長時間同じ体勢でいると血の流れが悪くなり足の静脈に血栓が出来、それが肺に流れ込んで血液が詰まると言ったものです。呼吸困難や腹痛を引き起こし、最悪死に至ってしまう可能性もある恐ろしい病気なのです。
タクシーの運転手が仕事で長時間運転していた為に、これにかかって死亡すると言う例も確認されています。
エコノミー症候群は、私たちにとって決して遠い存在な病気では無いのです。
また、「同じ姿勢」なので立ち仕事などもそれに当たるのです。例えば、美容室で2〜3時間座っていたら具合が悪かった、何て言う事はありませんでしたか?
もしかすると、それは軽いエコノミー症候群の症状かもしれません。

エコノミー症候群の予防策

エコノミー症候群 ・水分は多めに取る
※ただしアルコールやコーヒーは避けましょう。
アルコールやコーヒーは利尿作用がある為、水分不足に陥る恐れがあります。
・1時間ごとに、機内の離れたトイレに行く。
・座席で3〜5分、足の上下運動を行う。
・ゆったりした服を着用し、ベルトも緩くしめる
・血行が悪くなるので、足は組まない
・睡眠薬は使わない
・禁煙をする

妊婦死亡原因の1位
以前は妊婦の死亡原因は出血や妊娠中毒症が主でした。
しかし、現在は妊婦死亡原因の2割は血栓症による死亡であり、肺血栓塞栓症の75%は帝王切開術後に発症しているようです。
それを踏まえ、病院側でも血栓症を予防する為に色々な対策を組んでいるのだとか(特に、肺血栓塞栓症は一度発症すると致死率が15〜30%と高い)
避妊薬を服用していると、血栓症になる?
避妊薬を服用している女性は増えつつあるでしょう。避妊目的以外に月経痛が軽くなるなど、女性にとって大変便利なものです。
そのピルの副作用に血栓症があると言われています。とは言っても、喫煙に比べれば発症率は遥かに低いものです。
病院へ行って血栓症になりやすい体質かどうかなど検査してもらい、正しい服用法を守れば極端に心配する必要はないと考えられています。40歳以上、喫煙・飲食者は血栓症の発症率を上げると言いますので注意して下さい。
血栓症を予防するもの
血栓をすぐに溶かせるものとして、納豆が現在世界中で大きな注目を浴びています。
納豆には、ナットウキナーゼと言う血栓を形成しているたんぱく質を溶かす性質を持っているのです。その為、血栓症を予防する為に納豆を食べる場合は夕食時(または寝る前)に摂取するのが良いと言われています。
朝食に食べる人は多いのに、何故夕食が良いのか。理由は、心筋梗塞や脳梗塞を発症する時間は早朝3〜4時が多いと言います。
朝食に食べてしまうと、次の日の早朝に発症する頃には体内のナットウキナーゼは少なくなってしまっています。血栓溶解効果は8〜12時間持続するのです。だから、納豆の効果を最大限に活用する為に夕食がベストなのです。
納豆を朝食に食べている人は少し抵抗があるかもしれませんが、健康的に考慮するなら夕食に納豆を食べるようにした方が良いかも知れませんね。

お問い合わせ