バナジウム

バナジウム

最近TVや雑誌で健康に良いと言う事で、この名前を聞いた事は無いでしょうか。
バナジウムとは元素番号23番、重金属に位置するミネラルの一種です。各種金属の添加剤として用いられる場合が多い、身近な所では包丁に使われています。
人体に僅か50〜20μg含まれ、主に腎臓や肝臓・脊髄・骨に終結されており、また植物にも微量含まれ、塩基性岩や玄武岩、地中や海水中にも含まれています。
人体には少量しか含まれていないが、カルシウムやマグネシウムと同じ必須ミネラルの一種でもあるバナジウムが不足すると健康に障害をきたす可能性があります。ここ最近になって、バナジウムを含んだ水が健康やダイエットに効果があると話題になっています。
 

バナジウムの名前の由来

1830年に発見したセフストレームが鉱石の中から発見したのが最初です。
彼はスカンジナビアの北欧神話の『美と豊穣の女神バナジス』にちなんで、命名したと言われています。
当時は現在の様な効果など知られず、140年後の1970年になって研究者達がバナジウムの効果を研究するようになったのです。

インスリンと同様の効果

1987年、米国でバナジウムの金属化合物を糖尿病ラットに与えた所、血糖値を下げるインスリンと同様の作用が現れたと言います。日本でも90年に似た実験を行いましたが、その時も降糖作用が認められたのです。
その効果の為、糖尿病の薬になるのではないかと期待を寄せられています。毎回、速やかに効果が現れたと言うのも驚きです。

バナジウムの効果

上記に述べた通り、糖尿病への効果が期待出来ます。
他には便秘解消・ダイエット・血圧低下に効果があると言われています。
いずれの場合も、降糖作用による影響で体内のバランスや血糖値が正常になる為、と考えられています。

バナジウムが豊富な食材

バナジウムが豊富な食材ホヤ(パイナップルの様な姿の海産物、見た目がグロテスクなので苦手な人も多い)やベニテングダケがバナジウムを多く含むと以前から知られています。
その他には、パセリ・ディル(香草)・黒こしょう・マッシュルーム・乾燥ワカメ・エビ・カニ・貝類などにも含まれていると言われています。
これらの食品の共通点は謎ですし、何故ホヤに大量に含まれているのかも明らかではありません。
ただし、元素バナジウム自体を摂取するのはオススメ出来ません。それ自体では猛毒であり、動物実験の過剰摂取により心不全や呼吸困難、腎臓障害などが現れたのだそうです。最も、普段の食材に含まれている量程度なら、問題は無いでしょう。
また、最近話題の富士山の地下水にも多く含まれています、その量は他の山の水に比べ、100倍にも達するそうです。

どうして富士山の地下水にはバナジウムが豊富なのか

どうして富士山の地下水にバナジウムが豊富なのか?これは地形やバナジウムの濃度が関係してきます。
東日本の方が西日本よりもバナジウムの濃度が高くなっています、つまりこれは東日本塩基性岩が多く分布されている事を表しているのです。
特に、富士山は7層の玄武岩からなっており、降った雪や雨水が地中に染み込むまでにバナジウムやマグネシウムを溶かし込んだ為に高濃度の水なのだと言います。その為、現在の様に富士山のバナジウム水が注目を浴びているのです。
ただ、同じ富士山の水であっても相模川と富士川ではそれぞれの源流での影響で、濃度が全く異なります。結果的に、相模川の水の方が富士川の水よりも、バナジウム濃度が高くなっているのです。
原材料に川の名前が書いているなら、相模川の物を選んだほうが良いでしょう。

降糖効果は科学的には実証されていない

バナジウムはラットや鶏の実験で降糖作用は認められています。
しかし、あくまでラットの鶏の場合であって、人間の糖尿病の治療への科学的根拠は完全には実証されてはいないのです。
血糖値を下げたりコレステロール値を下げる効果とは、あくまで『期待出来る効果』であり『治療』ではありません。
糖尿病の方や血糖値が気になる方は、使用する前にまず生活習慣を見直して、その上でバナジウム水を使用する・・と言う感じにしましょう。治療中の方が使用する際には、念の為に医者に指示を仰ぎましょう。
数年後には、バナジウムの降糖作用が完全に根拠付けられるかもしれません、これからの研究に期待しましょう。

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